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2020年03月24日
ブログ

あれ?もしかして、この物件事故物件??

先日、不動産の登記簿謄本を見ていた時に「これ事故物件?」と感じる物件がありました。

登記簿謄本(登記情報)は物件の概要や所有者の移転履歴、抵当権の有無等々を確認するためのものですが、登記情報を読み解くとその物件の裏側にある人間の不幸であったり、生々しい人間関係の爪痕が残されていたりまします。

登記簿謄本から何がわかるの?

登記簿謄本に記載されている詳細な内容についてはここでは触れませんが、所有権が移転(所有者変更)する際には、原因(理由)や時期、誰に移転したかが記載されています。

相続登記の原因日付は何が基準?

所有権が移転する“原因”の大半が売買か相続ということはお分かり頂けると思います。
“売買”における所有権の移転時期は、一般的に物件の引渡し・代金の授受が完了した日となります。

一方、“相続”における所有権の移転時期は所有者(被相続人)の死亡した日となります。そして、細かいことですが、相続登記の登記原因の日付は戸籍の死亡日となります。戸籍の死亡日は死亡届書に記載された日時となり、医師の死亡診断をベースに決まります。

あれ?この日付は何?

先日、ある物件の謄本を見ていましたら登記原因の日付が以下の通り
令和1年12月21日ころから31日までの間相続
と記載されていました。


相続登記の登記原因の日付は戸籍の死亡日の記載と一致させなければなりません。
つまり、医師の死亡診断書の死亡日時がこのような表記になっているということです。
そうなんです、亡くなってから発見されるまでに数日かかったということです。

登記情報は様々な人間ドラマが投影されます

前述の物件はやはり所有者の方が物件内で孤独死されていました。本物件は築50年近くで老朽化しておりますので、解体して更地として売却する予定ですが、告知事項として説明する必要があります。


今後、単身の高齢者が増加していくことを考えますと、このような表記を目にすることが増えるのではないかと思います。非常に切なくなりますね。


これ以外でも登記情報を見ていると色々と人間ドラマが垣間見えたりします。
その辺りのお話は次の機会にしたいと思います。

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