HELLO CYCLING って何?
日々車通勤の私ですが、先日電車を利用することがあり幕張本郷駅から事務所までのわずかな道中でふと目にしたのがこの看板。
今更ですが、「HELLO CYCLING(ハローサイクリング)」って何?
ということで記事にしてみました。
シェアサイクル HELLO CYCLING
HELLO CYCLINGはソフトバンク系のOpenStreet株式会社が運営しているレンタサイクルサービスの名称です。
レンタサイクルといえば観光地等にある「貸自転車」をイメージすると思いますが、HELLO CYCLINGはこれとは一線を画したサービスで概念的には自転車をシェアリングするというもの。
従来の「貸自転車」と大きく異なるのは2点。一つは乗り捨てが可能なこと。自転車のレンタル・返却可能な「ステーション」は各地に点在しており、基本的にはどこでも借りられて、どこにでも返すことできるという点。二つ目は予約や鍵の施錠、支払まで全てスマホで行うこと。どこでもいつでもスマホ一つでサービスを利用することが出来ます。
おわかりの通り、このサービスの“肝”はステーション網の整備と自転車台数。
利用範囲の広さと自転車台数が増えるほどサービスの利便性は高まります。
千葉市が推進するシェアサイクル事業
千葉市では2018年3月よりOpenStreet株式会社(HELLO CYCLING)を共同事業者としてシェアサイクル実証実験を開始(詳細はこちら)しています※。
千葉駅や海浜幕張駅を中心に自転車のレンタル・返却の拠点「ステーション」を設置し、現在では千葉市全域にステーション211か所、自転車台数884台になっています(2019年6月現在 詳細はこちら)。
千葉市では市が推進している事業であることからステーションが多く充実していますが、
以下地図のとおり千葉市以外の千葉県はほとんど空白地帯といって良いでしょう。
千葉県ではまだまだ認知度が低いのも納得です。
※この実証実験の結果、その有用性が認められ令和2年2月よりシェアサイクル事業を本格的に実施することになりました(詳細はこちら)。
HELLO CYCLINGの特徴について
1. PCやスマホで登録・予約し、スマホで鍵の解除とロック、返却まで行う。
2. ステーションであればどこでも借りられ、返却できる。
ステーションはこちらから検索することが出来ます。
3. 自転車は電動アシスト付き自転車
4. 24時間365日利用可能。
但し、場所によって時間制限あり(例 施設内にステーションがある場合)
5. 料金は15分70円(12時間最大1,000円)。
※先月より15分60円⇒70円となった模様
6. 支払方法は事前に登録して自動引落し
(クレジット決済、キャリア決済、Yahooウォレット等から選択)
例えば、幕張本郷駅から海浜幕張駅まで行く場合、タクシーだと12分1,460円かかり、バスは15分220円となりますが、HELLO CYCLINGを利用すると20分140円です。経済的、且つ「バスやタクシーを待つ」といった非効率も解消、そしてなんといっても健康的です(但し、ステーションに自転車の空きがあることが前提です)。
実際の乗車体験については別の機会にレポートしたいと思います。
千葉市在住の方、千葉市にお越しの方、一度利用してみてはいかがでしょうか?
※利用方法はこちら
シェアリングエコノミー
最近よく聞く「シェアリングエコノミー」。AirBnBやUber、Wework等急成長するベンチャー企業も多く出現し、ビジネスの潮流となっているようです。
特定の物(サービス含)を不特定多数で共有するという概念は古くからありましたが、昨今のシェアリングビジネスはITやIOTを活用することで効率性や利便性の高いサービスを実現しております。
旧来のビジネスモデルにITやIOTを持ち込むことで新たな事業領域を創造し、従来の産業構造を大きく変容させる事例が多く見られるようになりました。
不動産業界にも同様にこれらの波は襲ってくると思いますので常にアンテナを張って視野を広げておきたいです。
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