幕張本郷の不動産社長経験95)不動産売買の面白さ(事業用物件を住宅として分譲⑤)
最終8,9棟纏めて購入
前回の傾きの有る戸建てが売却になったので、今度は当社物件を2棟続きで購入する事になりました。購入の2棟テラスは1番奥でしたが駐車スペース2台分あり、南側に有る3坪位の庭は朝から夕方まで陽当たりが良く、更にその南側は7~8m位の所有者未使用の緑地が有ったのと3方向空間が有り開放感有って「今まで住んでいた陽当たりが悪い、傾きが有るミニ開発の密集した戸建てから比べると別世界の環境に転居出来ました」。
「ご主人様は目が不自由でしたが窓から差し込む太陽の光は皮膚感覚で分かる様でしたので天気の日は南側テラスにて庭の方向を見ています」と奥様が喜んで話してくれた事を思い出します。
これで9棟全部売却済みとなりました。
国立病院看護師の娘さんが転勤で1棟に転居
娘さんが埼玉県の国立病院の看護師をしておりましたが、千葉市の国立病院に転勤となり一緒に住むことになりました。自宅売却代金を頭金にして娘さんの住宅ローンで2棟纏めて購入いただきました。2棟の接している壁を抜くと廊下と部屋を通り抜け出来る構造でしたので、改築工事も依頼され施工して何時でも2棟は室内での往来が出来るようになりました。ご夫婦と妹さん、独立していた看護師の姉の4人家族の親子水入らずの新生活がスタートしました。
7~8年後売却の相談連絡
連絡後自宅に訪問してみると父親が死亡しておりました。お線香上げさせて頂きその後の様子をお伺いすると、「父はこちらに移ってから体調も良くなり何時も気持ち良さそうに日向ぼっこしていたのでここに移転して良かったと思っています」。父が死亡して3年が過ぎ私は今度千葉市から四街道市の国立病院に転勤になりました。ここからでも通えない事は有りませんが出来るだけ近くに移りたいと思っていたら野村不動産が大型開発分譲した場所から中古物件が売りに出ているのが気になっているとの事でした。
自宅の売却、購入のタイミング
2度目の自宅売却になる母親にも確認した所、娘の通勤時間負担が少ない処への転居できるのであれば私も賛成ですと言っていました。早速売却の段取りをして販売活動をしました。近所にチラシ配布した所2組の案内が入りました、そのうちの1組は若夫婦と若夫婦の親がそれぞれ賃貸住宅を借りていましたので、それぞれの家賃を払うなら住宅ローンを組めば2/3の支払いになるチラシを見て来場していたので即購入の決断出来ました、住宅ローンも問題なく通り契約しました。
売主、買主共満足
買主は親子それぞれ別世帯に住みながら別棟の壁を通りぬけて自由に往来できるのも気に入ってくれた一つでした。売主は自分達親子が改築して壁を通りぬけ出来る様にして住んでいたことが買主にも喜んで貰えた事も嬉しかったみたいで売買の話はとんとん拍子に進みました。今回の場合は売り主が決済して貰った後引っ越しまでの期間を10日間頂き新たな購入戸建中古に転居、その後買主2世帯はそれぞれのアパートから転居してきて無事取引は問題なく完了しました。
今回の売主は2度の買い替え3度目の戸建てへ転居、買主は親子で別棟に住みながら自由に往来できる住宅を手に入れる事が出来「捨て金の家賃支払いを住宅ローンにより資産に替える事が出来ました」
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