腹腔鏡手術(その④) その後
手術が終わって1ヶ月半経ちました。私はいたって元気です。手術跡は1㎝弱、ほとんど目立たなくなりました。手術の時に組織を取って病理検査をして頂く事になっていましたので、その結果を聞いてきました。
病名:皮様嚢腫・成熟嚢胞性奇形種(ひようのうしゅ・せいじゅくのうほうせいきけいしゅ)
(長い名前で覚えられないですよね・・。)
卵巣嚢腫の種類
卵巣嚢腫の種類は、卵巣の中に何が溜まったかによって分類されるそうです。
〇漿液性嚢腫(しょうえきせいのうしゅ)
水のような液体が溜まった腫瘍で最も多い種類。
〇粘液性嚢腫(ねんえきせいのうしゅ)
どろどろとした粘液が溜まった腫瘍。
●皮様嚢腫・成熟嚢胞性奇形種(ひようのうしゅ・せいじゅくのうほうせいきけいしゅ)
毛髪や歯、脂肪などが入った腫瘍。
※因みに私の腫瘍は●の「皮様嚢腫・成熟嚢胞性奇形種」でした。毛髪と脂肪が入っていたそうです。
症状としては
卵巣嚢腫は「Silent Tumor」と言われ一般的に症状がないのが特徴だそうです。私の場合も、まったく自覚症状はなく、他の病気でお世話になっていた担当医に「レントゲンに影が写っているから、一度専門医に見てもらった方が良いよ」と言われ専門医を紹介して頂きまました。腫瘍が大きくなると下腹部が出てきたり、茎捻転を起こし激しい痛みに襲われることがあるそうです。
治療法
治療法としては、手術しかないわけで、何時手術をするか、どんな方法でするかという事になります。血液検査等で、悪性ではないという事は分かりましたので、卵巣嚢腫が見つかって以来、定期的に検査をして腫瘍の大きさの経過観察をしていましたが(径5㎝を超えると茎捻転の恐れがあるので早目の手術を勧められるそうです。)
レントゲンで見る限りでは約4㎝強、微妙なところです。最終的には嚢腫自体を治す薬はないし、大きくなることはあっても、小さくなることはないので、取ってしまいましょうという事になって手術に至った訳です。身体的には、そんなに悪影響はないとは言え、体内に小さな爆弾を抱えているのですから心配はありましたが、取ってしまえば今はスッキリしています。まれに、そのままにしておいて良性から悪性に変わる事もあるそうです。
心なしか腰痛も少し楽になったかなぁ・・・(^^)。定期的な健康診断は必要な事だと改めて感じました。最後に先生に「定期的に子宮がんの検診は受けて下さいね。」と、ご指導を受けて帰ってきました、仰る通りにいたします!。
今回をもって、腹腔鏡手術に関する記事は終了いたします。
お読み頂いてありがとうございました。
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