コロナと酷暑の過酷な夏
先日、実家に戻り、両親から聞かされた話に驚きました。
先月の8月、お隣に住む単身高齢男性が自宅で亡くなったようです。死後10日の発見でした。
また、同じ8月に斜向かいに住む単身高齢女性が自宅で倒れているのを発見され病院に運ばれました。幸いにも一命をとりとめたようです。
実家の至近がこのような状況であるなら、日本全国ではどれだけの方が倒れたりお亡くなりになったのか心配になってきました。
コロナと酷暑のダブルパンチ
年初からコロナ感染症が拡大し、全ての人が自宅待機を余儀なくされました。
高齢者は感染リスクが高いということもあり、必然的に自宅に籠りがちです。近隣住民との関係が希薄化している昨今、ステイホームでさらに隣人の動向には注意が払われなくなりました。
一方で、この酷暑です。連日、35℃付近まで上昇する過酷な暑さです。体力が低下している私の父親は「毎日が命を削る思いだ」といっておりました。ご高齢者にはさぞ、厳しい暑さだったと思います。
この暑さで窓は閉め切り(場合によっては雨戸も閉め)エアコンをかけて生活しているため、外部情報が滞り気味になります。
私の両親はお隣の異変には全く気がつかなかったようでした。
必要であれば行政のサービスも利用しましょう
今年は全てにおいて“内向き”の社会になったように感じます。
「第三者との接触=感染リスク」といった考えが頭に刷り込まれ、外部動向に無頓着になったのかもしれません。
身内や近隣に単身のご高齢者がいる場合は意識的に注意を払って頂きたいと思います。
異変を感じましたらご本人に確認をとり、状況に応じて警察に連絡してください。
千葉市では「安心電話事業」サービスを行っております。
65歳以上の単身高齢者に対して、月曜日から金曜日までの9:00~17:00の間に電話での安否確認を行うサービス(無料)です。
2日間連続で電話がつながらない場合、専任の訪問員等が自宅を訪問し、安否確認を行います。
詳細はこちら⇒ 千葉市「安心電話事業」
こういったサービスも必要に応じて活用すべきだと思います。
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