(幕張本郷の不動産社長経験122)不動産売買の面白さ<民事裁判>
民事裁判は当社も40年近い歴史の中で2回経験しました、2回共も勝訴しました。裁判中の打ち合わせ時間ロスや精神的な負担、弁護士費用の負担等を考えると出来る事なら裁判に発展しない内に紛争処理出来るに越したことは有りません。
これは「経験してみて初めて分かる事ですし良い経験もさせて頂きました」「どうしても裁判やり決着つけなければならない時も有るでしょうが、その時は細心の注意払い最速の決着を図りたいものです」
当社の裁判その1
バブル期の売買に絡んで当社が知り合い不動産業者所有の事業用地を仲介する事になりました。買主は都内の事業用買い替えの人で現金客でした、契約日にバックに手付金3,000万円入れて持参していました。ところが午前中に役所を再調査した所、12月迄に事業用のマンション建築確認が下りる確証は無いと言われて来ました。事業用の買い替え期限を過ぎると買う意味が無いので契約を辞めますと契約が流れる事なりました。
売主は逆上する
3,000万円の手付金をバックから出して見せて、結果はやめて持ち帰ったので売主業者は逆上する。最後に責任取って当社に買えと迫られる、私に銀行が融資してくれたらすぐ買うが独立して間もないので数億円は無理でしょう!と思っていたらノンバンクが程なく融資OK出してくれたので当社で買う事になる。
事業計画で1,2,3と利益幅を落としても最低利益確保
ノンバンクより融資を受けるにあたり事業計画書を1,2,3と3パターンで出して最低でも利益は確保できる書類見て了解を得て物件を取得する。最初に1番利益率の良いワンルームを計画して建築確認を取得し確認付きで土地を売買する事に決めて、設計士と打ち合わせをして建築確認を取得する建築予定地に立て看板建てた。1日もたたない内に会社と建築士事務所にマンション建築反対の電話がかかってくる。➡これが裁判に発展するきっかけでした。
【123】に続く
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