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2019年07月09日
ブログ

【幕張本郷の不動産社長経験18】バブル崩壊前④

幕張本郷区画整理地内事業用地

まだバブル期最中の事で、JR/京成幕張本郷駅迄徒歩11分位の角地300坪位の土地でした。業者は皆が注目していた物件でした。何故かと云うと所有者は北朝鮮系の人で国交もなく所有者迄業者がたどり着けなかったからです。ある日知り合いの業者から当該物件売主は私の友達だが客付けすぐ出来るか?と打診が有りました。「1~2日有れば客付けできるが北朝鮮系の所有者で難しいのでは?」と聞くと新所有者の謄本をFAXしてきました、韓国系の会社でしたが直近に名義が変わっていました。

買受申込書と国土法申込書を同時に頂く

売主(新所有者会社)と知人業者の関係を確認した後、その日の内に買受申込書と買主記入欄の国土法書類を揃えて売主事務所に現本届けました。買受申込書は坪単価250万円でしたが国土法には坪単価280万円で提出しました、1週間後に国土法が280万円の満額で下りて来ました。売主業者から連絡が入り申し訳ないが280万円でも買う業者が出てきたが、当社で坪10万円だけ買い上げして「坪260万円でも買うなら最初に声掛けした当社の客付け業者に売却」すると言ってきました。

坪10万円(約3,000万円)の買い上げ

その日の内に事務所近くの買主業者の処に行き、事情を説明して無理にとは言わないが売主業者の気が変わらない内に3,000万円当初予定より高くても買う気が有るなら、すぐ新たな買受申込書にゴム印と丸印貰えればこれからすぐ売主業者事務所に行き「坪260万円での売り渡し承諾書」の原本貰ってとんぼ返りで帰って来るがどうしますか?には即答で分かったと署名押印してくれました、その日の内に売渡承諾書原本を買主事務所に届けて4日後の契約段取りをしてようやく一段落する。

契約の前日売主側の仲介業者も入れると連絡有り

契約の前日に売主サイドの仲介業者も入れると突然言って来る、そんな話は一切聞いていないがどういう事ですか?と聞いたところ、関連会社にも利益を経費として落として、当社には仲介手数料と同額の違約金を請求してくれとの事でした。あの当時は土地だけで売買した時は利益の50%は税金で取られました、売主業者としてはどうせ税金で取られるなら関連会社に2,400万円位落とそうと考えての事でした。契約は無事終わり決済も予定どうり完了しました、売主側の仲介業者が共同仲介となったので当社としては違約金名目で仲介料手数料を頂きました

契約前のもう一つの騒動

今回の売買取引は売り物件の近くに当社事務所が有ったので私と仲の良い、又売主業者とも懇意の業者が最初に声をかけて来てくれましたが、売主業者とゴルフやマージャン、飲み友達としては仲間意識がかなり濃い業者が2社いました、契約前にある業者は俺ならもっと高い買主を見つけられたのにと文句を言ってると聞きました、そこで紹介業者に「貴方が交通整理をするなら進めるが出来ないなら私は下りるがどうする?」と言ったら、分かった必ず交通整理するから私には契約を進めてくれとの事でしたので業務一切は私1人が全部やりました。決済後に売主側の仲介手数料は当社を含め私に声掛けしてくれた業者他2社の4社の共同仲介とし各社に1/4配当しました。

 この件は何時も一緒にゴルフをやったり飲んだり、麻雀やってる俺たちに声掛けする前に物件の近くに事務所が有ったからと私に遊び仲間の1人が最初に声掛けして決めてしまうのは納得いかないとの事だったので、交通整理した業者の顔も立てて気持ち良く均等配分して一件落着としました。

決済後2週間位で新たな買主現れる

決済後、事務所に飛び込み客で300坪以内坪単価300万円位迄の事業用地有りませんかと入って来ました。2週間前に仲介したばかりの土地がドンピシャでしたが、買主業者は相場のMAXで売りたい性格が強い人なのでどうかな?と思いましたが確認して連絡することにして帰ってもらいました、早速売主業者に代替地探していて現金客だから安心ですと話を持っていきましたが、売値希望は坪350万円、安値でも坪330万円でないと売る気が無い。と言われお客様にその旨話すと「予算が届かないとの事でこの話は流れる」。

バブル崩壊する

バブル崩壊後まだ業者は売却できずに土地を抱えておりましたが、数年後買値の半値位で欠損処理せざるをえなかったと風の便りで聞きました。バブル時代の土地の急激な値上がり、値下がりに呑み込まれた1例でした、「坪300万円で売っていれば7,000万円位の利益は確保」できていたのですが、あの当時の資本投下から考えると売主業者としては利幅は少なかったののも事実ですが、仲介業者としては当方の責任ではないのですが何とも言いようのない1件でした。

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