空室対策 USP(Unique Selling Proposition)
物件を仲介させて頂いているオーナー様の中にアパートを何十棟もお持ちの方(女性)がいらっしゃいます。物件の管理はご夫婦でなさっている様です。稼働率はかなり良いように伺いました。実際に空室を見せて頂き、お陰様で契約をさせて頂いた経緯があります。そのお客様も内装や設備が良いので、ふたつの物件で最終的にどっちにしようか迷われた事も添えておきます。
まず、オーナー様の考え方ですが、
1.全ての物件がペット可(ご自分がペット大好き)
2.こだわりの設備・内装(ご自分の意見がかなり反映されています)
3.住んで頂くからには気持ちよく長く住んで頂きたい。
大まかにいえばこの3点です。
ペット可物件
犬猫両方OK、犬のみOK、猫のみOKと物件によって違いはありますが、基本的には、全てペットOK!の物件。一般的には築年数が古くなって入居者が入らなくなったから、ペット物件にしようとか、そういう考え方がありますが、このオーナー様にとっては全くそんな考え方ではなく、ご自分がペット好きなので「ペット可」にする。ただそれだけの様です。
こだわりの設備・内装
見せて頂いた物件ですが、キッチンへのドアを開けてビックリ。まず賃貸物件には、取付けないシステムキッチン。「これって、賃貸ですよね?。」って思わず聞いた程でした。隣の6帖の洋間と繋がるようになっていますので、開放感もあり、おしゃれで素敵なLDKになります。作り付けの食器戸棚もありました。壁紙は一部レンガの模様。違和感は少しもありません。
工夫次第
キッチンでお解かりのように、他の部分に関しても、細かいところまで気を使っていらっしゃるのが見て取れました。例えば昔風の押入、業者さんの知恵を借りながら、どうしたら一番使いやすいのかいろいろと検討されて、私が見させて頂いたのは半分はクローゼット風に、あとの半分は押入のまま棚が残してありました。お布団の収納が出来るので入居者さんが喜ばれるそうです。クローゼットの方はコート等長いものをかけられるので、これも評判良いとか・・。クロスにしても、アクセントになるクロスを貼ってみたり好ましく思えたのは、全体の雰囲気が統一されていること。明るくおしゃれできれいなお部屋でした。
住んで頂くからには・・
入居前のリフォームもそうですが、入居後のメンテナンスをよくされています。定期的に全部の物件をご自分で見て廻られるそうです(何件かみせていただきましたが、外回りもきれいに手入れがされていました。)入居・退去は全て立会い。業者さんの手配はもちろん、業者さんとともに細かく打合せをされるようです。何よりも「このお仕事が好きです!。入居して頂いたからには長く住んで頂きたい。そのためには自分達もがんばります。」と言い切られるオーナー様。入居者に「ここに住みたい!」と思われるようなお部屋作りを人任せでなく、ご自分で動き、手ごたえも十分感じていらっしゃいました。でも、まだまだ、こういう考え方をされ、実際に実行されるオーナー様は少ないような気がします。
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