幕張本郷の不動産社長経験181)不動産売買の面白さ、難しさ(新築仲介物件直前のキャンセル)
新築住宅仲介物件
総武線で徒歩20分以内で駐車スペース2台必要なご夫婦が店頭から来社したので私が接客しました、今まで見て歩いた物件内容やお2人の予算を含む希望条件を聞いた後で数件の物件を出して見てみましょうと言う事に成り案内をしました、見た中では2物件がご夫婦で気になっているようでした。
気になる2物件を来週駅迄歩いてみて下さい、「大変ですが往復歩いてみて下さい、帰りは少し時間短縮になると思いますので、理由は最初は無意識に周りを見て歩くのでどうしても時間がかかりますが帰りは脇見しないで歩きますので普通の歩く時間が計れます」。
2人で歩いてみた後で又来社下さいとその日は帰って頂きました。
翌週ご夫婦で来社
ご夫婦で来社されましたので、駅から現地まで往復歩いてきましたか?とお聞きましたら2物件をご夫婦でそれぞれ別々に歩いて来たとの事でした!それぞれから感想をお聞きした所、奥様が歩いていない物件の方を歩いてみたいとの事でした。又先週見た時は奥様が歩いた方は外構工事がまだ終わっていなかったので内見しておりませんでした、これから内見していない物件を内見して駅迄戻り奥様が歩いていな方を2人で歩く段取りになりました。そこで念のためまだ紹介可能かどうか売主に確認の電話を入れましたら今日書面による申し込みが入りました、これからだと2番手の受付になりますし来週契約予定ですがよろしですか?との回答でした。それを聞いていた夫婦はそれでは往復歩いてみてもしょうがない!と言う事に成り、内見していなかった物件だけを見る事にして案内内見しました。「帰りの車の中で申し込みをしたいので自宅に寄ってください」と言う事になり自宅から認印と源泉徴収票を持参して貰き「買受申込書に署名押印」「住宅ローン事前申込書にも必要個所の記入と署名押印」頂きその日はお帰り頂きました。
住宅ローン事前審査申込書提出
月曜日には午前中に金融機関に事前審査申込書をFAXしておきましたら、夕方には承認の返事が来ました。ご夫婦とも公務員だったので審査の方は問題なくすんなり通りました。早速「事前審査の承認下りた事をメールで伝えました」ご主人は喜んでメールの返信が来ました。奥様にはパソコンのメールで契約時必要な書類と現金の明細を送っておきました。木曜日には御主人様より必要書類などを持参で土曜日お伺いしますと連絡が入りました。
契約の前日奥様より電話が入り少し待って欲しいとの事
金曜日に明日の契約予定を伸ばして欲しいと連絡が入りました。理由をお伺いすると奥様の両親の実家近くに住宅を買う事を両親に勧められている様子でした。お子様が生まれてからの勤務の事を考えると奥様の実家の近くの方が何かと面倒見るのも楽だからとの理由です。内容として分かりましたが明日両親の実家近くの物件を見た後で必ず又連絡を下さいと依頼して電話を切りました。
翌日夕方連絡は取れましたが未だ結論は出ていませんでした、明日また結論出たら連絡くださいと電話を切りました。
翌日ご夫婦で来社
ご夫婦で手土産持参で来社しました、御主人の顔が下を向いていたので結果は奥様の実家近くに住宅を買う事にしたんだなと分かりました。何ヶ所か見た中で気に入った処が有ったみたいでしたので内容を聞くと、「建築条件付き売地」でしたので進める時の注意事項も伝えました、又必ず「打合せ事項」とか「決定事項」を業者と買主で署名捺印した書類を残しておきながらトラブルを最小限に抑える事も重要な一つですとアドバイスする。
結果として価格交渉もして売主了解頂き、契約書類も全部用意して契約するだけでしたが直前でキャンセルになりました。
同じ東北出身の御主人だったので何とかより良い物件のお手伝いをしたかったのですが今回は御縁が有りませんでした。
今後お子様が生まれてきた時には奥様の実家近くの方が何かと面倒見て貰う時に都合が良い事は分かるので祝福して別れました。「当社としては残念でしたが、、、」。
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