幕張本郷の不動産社長経験204)不動産売買の面白さ、難しさ【1家族で2回目の売買】
前回の203の③部分を購入して約20年居住後売却委任受ける
前回の203の③部分を購入して約20年居住後ご夫婦で来社しました。話を聞くとご主人の母親を田舎から引き取り同居して約18年位で霊山に旅立ったとの事でした。
子供達はそれぞれ独立してもう実家には戻らないと決まったそうです、そうすると母親を引き取った時に2階にキッチンを増設して2階は大型3LDK、1階も大型3LDK有りますので夫婦2人だけで住むには広過ぎます。庭も約15坪位有りますので手入れも必要でした。
色々何度も話し合いをした結果「自宅を売却して田舎に行き」平屋を建ててご主人の趣味でも有った土いじりを今度は本格的に農業をやる事に決めたとの事でした。購入の時お世話になったのでと当社に又売却の依頼に来てくれました。
2世帯住宅でしたので販売に苦戦する
25~30年位前は親を引き取って同居する家族はそこそこいましたが、最近は殆ど見られなくなりました。居住用の広さを確保できない事や、金銭的に余裕がない事、又親の方も同居を以前ほど望まなくなってきている傾向が有ります。
反対に子供の近くに引っ越して賃貸にする、中古の戸建て、マンションにする事の方が増えているように感じます。
何組も内見して頂きましたがその中で、親が殆どお金を出すので経済的に問題なさそうなお客様が現れました。そうなったら息子の奥さんの親も自分達の近くに来るか同居を望んでいるとの事で、若夫婦の双方の親の綱引きが始まり結果として纏まりませんでした。
親子で居住部分とアパート部分を別々に購入
売買委任を受けてから半年くらい過ぎた頃でした、転勤族が又都内に転勤が濃厚になったので生まれ育った親のそばで住もうかと思うよになり飛び込みで来社して来ました。親にも内見して頂き物件は親子とも気入っていました。しかしなかなか辞令が下りずに1ヶ月位過ぎてしまいました。金融機関の住宅ローン事前審査は承認頂いていたので辞令を待っておりました、ようやく会社からの辞令が下りて無事契約の運びとなりました。住宅の方は息子さん住宅ローンで購入、アパートの方は父親が現金で購入する事になり同時契約、同時決済の段取りで進み無事決済まで終わりました。難産でしたがようやくケリがつきホッとした事を思い出します。
売主は既に田舎に平屋を建て住んで農業をやっていたので、契約時と決済時も自分で作った野菜を持参して買主と当社も頂きました。「ごちそうさまでした」。
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