大健闘!?令和3年の千葉県公示地価(千葉市花見川区の場合)
昨日、令和3年度の公示地価について全国、千葉県と見てみました。
全国47都道府県の中で商業地、住宅地ともに前年度を上回っているのは千葉県を含め6県のみと、千葉県は健闘していました。
本日は千葉県の中でも弊社事務所のある千葉市花見川区の公示地価を見てみます。
千葉市花見川区の公示地価を時系列でみる
以下は千葉市花見川区の過去3年の公示価格の推移です。
令和3年の地価は全34標準値の中で上昇15地点、変わらず13地点、下落6地点となっています。
(因みに令和2年は上昇17地点、変わらず地10点、下落7地点)
全国平均が下落に転じる中でよく踏みとどまっていると評価できるのではないでしょうか。
実際、弊社の昨年の営業を振り返ってみますと、コロナ禍による影響をそれほど感じませんでしたし、地価の底堅さに驚いていました(コロナ禍で地価が弱含むと予想していましたので)。
令和3年の千葉市花見川区の公示地価の特徴としては・・・
①令和2年度に比べてやや弱くなっているものの、コロナ禍の影響はそれほど受けていない。
②令和2年度に上昇している地点は引き続き上昇。但し、上昇幅が1/3程に。
③令和3年度に下落している地点は全て令和2年度から下落しており、コロナによる影響だけとは言い難い。
千葉市花見川区の令和3年公示地価を俯瞰してみる
次に千葉市花見川区の令和3年公示地価の騰落状況を地図上で確認してみます。
一目でわかることは、
✔JR線の駅に近い(徒歩約10分圏内)地点は上昇している。
そして、依然として駅に近ければ近いほど上昇率は高い。
✔私鉄の京成線の駅に近い(徒歩10分内)地点は横ばい(下落していない)。
しかし、京成線の駅から遠い地点は下落している(しかもコロナ禍の前から下落)。
当たり前の話ですが、人気エリアの地価は高く、市況が強い局面ではより上昇し、市況が弱い局面では値崩れしないということです。
一方、駅から離れたエリアは、市況に関係なく下落傾向にあります。
つくづく、価格は需要と供給によるものと痛感します。
本年度の公示地価において千葉県はコロナの影響が軽微でしたが、来年以降、その影響が出てくるのかもしれません。
この辺りは引き続き注視していきたいと思います。
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