【幕張本郷の不動産社長経験54】人生100年時代の不安①
90才前後の人の心配と苦悩
人生100年時代とマスコミが騒いでおりますが、100才を超えて元気で自分の事は自分で処理出来ている人は何人いるのでしょうか?そして今は元気でいても色々な病気を抱えながら何時まで元気でいられるか?と心配する人も多くなり、足腰が立たなくなったらどこの施設に入ればよいのか?費用は払い続けられるのか?と苦悩する人が増えて来ると考えられます。
老朽化した自宅に金をかけられない
35年~40年経過した住宅は建物本体はまだ25~35年使用可能なのに、住宅設備が劣化していきますので、交換や修理が必要になってきます。ここで問題なのは10年~15年位は住宅設備会社も部品を確保しておりますがそれ以上になると部品が確保できない状況の住宅設備も出て来ます。そうなると修理して使用したいが出来なくなり何時お迎えが来るか分からないのにお金をかけたくない、又はお金がないので直せないという事態が発生しかねません。結果は住宅設備を交換するしか方法が無くなります。後20~30年位生きてる保証が有れば元は取れるので問題ないのですが、そうでないとかけた費用は捨金になってしまいます。
90才前後になると体力的に不安になる
90才前後になると体力的に不安になるため、駅までの距離が若い時は徒歩15~20分は平気でも、だんだん辛くなって来ます。そうすると駅迄や病院、スーパー迄もタクシーを使わざるを得ません、ほとんどの人は車の運転免許証を返しているからです。色々総合的に判断すると駅近く(駅徒歩5~8分)のマンションか施設に移る選択を選ばざるを得ない時期が来ると思われます。
希望のサ高住も希望地域に少ない
サ高住は場所によっては空室が多く有りますが人気のない場所が多いです、総合的に便利な処、入りたい地区、場所は価格的に見てもかなり高額の処が多いですし空きが少ないので入居出来ない事が多いです、駅までの距離や、買い物などが便利な処、医師が常駐している処も賃料は高いです。夫婦2人で入居しようとすると基本的に1人部屋だけの処が多いので2部屋分を借りる必要が有ります、費用が倍掛かり負担増に苦しむ事になります、JR総武線沿線沿いの1例は2部屋で約30万円との事でした。
自宅売却とサ高住かUR住宅に入居するタイミング
自宅を売却すると一般的に長くても3~6カ月位で引き渡しをしなければなりません、それ以上長くても良いという人は少ないです。「引き渡しまでに引っ越ししなければならないので、まず移動先を決めてからでないとなかなか難しいです」、同時並行で進めるにしても目安が大体ついていないと引き渡し時に移転先が決まっていない時はトラブルになりかねません。売主は決済日までに約束ですので1回仮の場所に引っ越ししなければならず、更に最終的な場所に又引っ越しする事になり余分な費用と体力を消耗することになりますので慎重に計画的に進める事が大事になります。
当社の取り組み
現在上記の問題解決と自宅の売却、確定測量図作成の家屋調査士の依頼等相談を受けて動き出しております。すべての結果が出て皆様に報告出来るのは来年になると思いますが結果が出次第再度報告しますので参考にして頂ければと思っております。
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