有限会社千協伸地所
2019年06月27日
ブログ
【幕張本郷の不動産社長経験11】事故物件はお買い得!?(その②)
前回に続き事故物件の取り扱い事例です。
物件は内房線の某駅徒歩3分くらいのマンションでした。
南向きで8~9階部分だったと記憶しております。
眺望もよく陽当り良好で物件的にはAクラスでした。
連絡がとれない
物件のオーナーはこのマンションとは別に自宅を持っておりました。
このオーナーは人工透析治療を受けている方で、透析施設(病院)に近いこのマンション購入されておりました。透析治療を受ける前日にこのマンションに泊まり、当日朝早く病院に行っていたそうです。
ところがある透析治療を受ける当日、連絡が取れなくなったそうです。
マンション玄関に倒れていた
連絡が取れないことを心配した身内の方が、マンションに行ってみると玄関入口の内側に倒れていたそうです。すぐに救急車を呼び病院に駆け込みましたが、間に合わなかったとのことでした。
利幅を抑えてリフォーム後すぐに再販
本件は、20数年来の付き合いのある大手住販会社所長からの依頼でした。
すぐに物件を見に行きましたが、立地条件も良く、設備の状態も良かったので、即決して仕入れました。状態が良い物件でもこういった物件は壁、天井クロスは全て張り替え、水回りは交換するか、専門業者のクリーニングを行って販売することが原則です。
この時は告知事項ありの物件として利幅を抑えて売りに出しましたので、仕入れてから2か月ほどで販売完了しました。室内での病死という事故物件でしたが、買主様は事情を納得し、格安の物件として満足されていました。その後は・・・勿論、問題なくお住まいになっております。
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