有限会社千協伸地所
2020年03月29日
ブログ
幕張本郷の不動産社長経験128)不動産売買の面白さ(好事魔多し)
好事魔多し
当時の社有物件の中から「簿価が高く抵当権の額が少ない物件を抵当権額と同額で、抵当権付きのまま売買し登記料のみの出費で所有者名義を替えた」。脳に汗をかく思いでピンチを切り抜けたと思ってホッとしていました。突然裁判所から第3者として名義を移していた人が取引関係で債務を抱えて支払い不能になったとので、自宅と売掛金に差押え、当該物件にも仮差押えをつけられてしまいました。
物件販売➡買受申し込み
取敢えず物件処理しなければならないので販売にかける、程なく不動産業者が客付けをして「買受申込書」がFAXで当社に届く。売買金額は抵当権額より2,000万円多い金額でした。早速「仮差押えしてる人に1,000万円上げますから抹消書類出してください」と依頼した所金融機関に返済した残りの2,000万円全部頂けないなら仮差押え抹消書類は渡せないと言ってきた。元々当該物件は名義上だけの所有者であることを知っていたので、当社には本来お金を支払う義務は無いのにそれはひどすぎると断りました。
客付け業者には申し訳ないが仮差押え抹消できないので売買出来ないとお断りしました。「今思えばあの時残った金額の2,000万円を全部差し上げていれば又現在の当社景色も変わっていたと思いますが、、、その時はまだ40代で意地も有り断ってしまいました」
2,000万円➡500万円で抹消➡断る
当社がお断りした約10年後位に「仮差押えしてる人が他人を介して500万円出してくれたら仮差押えを抹消する」と言ってるがどうしますか?と交渉に来社した。私は500万円が50万円なら考えても良いがそれ以上出す気は無いと伝えて帰って貰いました。それっきり来なくなりました。
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