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毎週水曜日、第1・3火曜日
2020年04月16日
ブログ

タダでもいらない家?(その①)

先日、北関東の某県南部の不動産会社社長と話す機会がありました。
最近、空き家(戸建)の所有者から相談があり、タダ同然で良いから買い取って欲しいとの依頼があったようです。しかし、その社長は、タダでもいらないと断ったと言っておりました。

タダでもいらない家?


少子高齢化による影響が予想以上に速い速度で不動産業界に及んでいると感じました。

昭和40年、50年代に造成されたニュータウン(住宅団地)の今

件の物件は地方の山間部にある物件ではありません。東京都心から40Km圏内の1,000戸程の住宅団地の物件です。最寄り駅までは徒歩25分ながら最寄り駅から東京駅までは1時間強でアクセスできる立地です。住宅団地ですから区画整理された街並みで、都市ガス、上水道、本下水は整備されています。

このような所謂ニュータウンと言われる住宅団地は昭和40年~50年代に各地で造成されました。首都圏通勤者のベットタウンとして当時は夢のマイホームとして大変な人気だったようです。
今、この首都圏郊外にあるニュータウンは急速な勢いで住民の減少、少子高齢化が進んでいます。
件の物件のある住宅団地に関して役所データを見てみると平成15年に17%だった高齢化率が現在では44%となっておりました(高齢化率:65歳以上の割合)。

新築を建てる人はいない、土地は売れない

この住宅団地では高齢化が進む過程で子供が減少し、小学校は廃校になり、若い世代の転入が止まるといった悪循環に陥っていると聞きました。若い世代の転入が止まると新築の需要がなくなります。新築の需要がなくなると土地は売れません。固定資産としての評価はありますが、実勢価格は限りなくゼロに近づきます
その不動産会社社長は「土地ではほとんど売れない」と言っておりました。

                                ⇒明日へ続く

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