魔法瓶の家①
弊社がご提供する「魔法瓶の家」は夏は涼しく、冬は温かい家です。
理由は家全体をアキレスボード(ウレタン系断熱材;厚さ50mm)ですっぽり包んでしまう工法ですので、お湯を入れると冷めにくい、冷水を入れると温まりにくい魔法瓶の原理を応用した建物だからです。
「クーラー入れていますか?」
10年位前に魔法瓶の家の建売現場をお客様にご案内した時の話です。
家の玄関ドアを開けて中に入ったとたんに「クーラー入れていますか?」と第一声で聞かれました。外断熱工事と外壁工事が終わり、サッシを閉めてシャッターを下ろしている状況でしたが、室内のボードを張る前でしたのでクーラーを取り付ける段階ではなく、当然、取り付けていませんでした。
「どうしてクーラーつけないで涼しいの?」
温度計を持ち歩いている訳ではないのではっきりしませんが、室外は歩くと汗が噴き出る位でしたのでおそらく25℃~27℃位あったと思います。昨日の夕方午後6時頃に職人が帰る時際、戸締りをして帰っていますので夕方の気温がそのまま保たれていたのです。したがって、室内に入った時は室外との温度差が7℃前後あったと思います。人間の皮膚感覚が室外と室内の温度差に敏感に反応した一言でした。
「1階の窓は全部シャッターが閉まっているのになぜ室内がこんなに明るいの?」
弊社が手掛ける全ての建物が同じ仕様ではないですが、2階上の屋根裏にロフトを設けることが多いです。そして、この仕様の場合ロフト部屋から2階床を1部吹き抜けにして1階に陽の光が差すよう設計していることが多く、1階の窓シャッターが閉まっていても天窓からの陽の光が差すことで明るくなります。
「実家の近くで土地を探して“魔法瓶の家”を建てたい」
あるお客様が実家の近くの分譲マンションに住んでおりましたがローン残も少なく、且つ共働きでしたので旧ローン残に加えてお住み替え後ローンを合算しても融資(住宅ローン)に問題ありませんでした。弊社の“魔法瓶の家”を大変気に入って頂き、実家近くで魔法瓶の家を建てたいとの依頼がありました。たまたま、当社が委任を受けていた物件の立地や環境を気に入ってくださり、全体で80坪位でしたが約半分に分筆、土地40坪と建物(4LDK、32坪)で住宅ローンの承認がおり、弊社で注文住宅を建て、無事引き渡しできました。
新築に引っ越し後、2か月位で住んでいたマンションも無事売却となり、旧ローン残を返済し、余ったお金は繰り上げ返済したと聞きました(銀行には返済しなくても良いと言われたみたいですが)。
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