騒音トラブル
騒音の苦情
以前の会社にいた時の話ですが、管理物件の入居者から、騒音についての相談を受けたことがありました。建物は鉄骨造りの4階建て1DK。広めの1DKで35㎡はあったと思います。縦長の部屋で、真ん中がキッチン8帖・一番奥が6帖の洋間。収納もたくさんあり、使い勝手の良さそうな物件でした。相談を受けたのは女性、確か2階の端から2~3部屋のところに住んでいました。隣の部屋の音がうるさいとの事。隣と言っても、入口から左側の部屋。その部屋の住人は男性でした。片方だけから事情を聞いても、良くないと思い、電話でそれとなく話を聞いてみましたが、そんなに気になるような言動もなし、普通の人のような感じがして、「どこの部屋とは言えませんが、マンション内で音に関しての相談事が入っているので、何かあったらご連絡を頂きたい」という事で話は終わりました。しばらくは収まったかにみえたのですが。会社の人たちも騒音の事等忘れたころに又電話がありました。眠れないというのです。
過剰反応
どういう状況なのかと聞くと、自分が動く部屋に音が付いてくる。キッチンにいると隣の壁から「コンコン」と音がして、8帖の部屋に移ると又「コンコン」と音がして、怖いというのです。いたずらにしては悪質です。彼女は隣の男性だと言ってますが、現場を見ていないので、「やっているでしょう?。」とは言えません。でも、彼女が怖がっていますし、何とか解決しないといけないので隣の住人に訳を話して色々と聞いてみました。何回かはやったことがあるけど、最近は聞き耳を立てられている様で、自分も困っているとの事でした。結局、その男性は解約して引っ越していきました。一人暮らしは怖い!!という気持ちでいっぱいだったのでしょう。隣が男性だという事で、怖さが先にたち、音に敏感になり過剰に反応されていたように思います。その女性も暫くしてから引越して行きました。
騒音は外部から指摘されて初めて気づくケースもあります。テレビの音や音楽を聴いている音など、自分では注意しているつもりでも階下やお隣に不快に思われてしまうというケースも多くあります。許容範囲を超えると騒音問題になってしまうという事です。確かに、建物の構造上での問題で隣の音がすごく聞こえてくるといったような話はよく聞きます。トイレを流す音、洗濯機の音、テレビの音等。自分が歩いていると階下から棒でつつかれて、歩くにも神経を使っているという話を聞いたこともあります。特に木造アパートはマンションよりも遮音性能は低い事が多く木造アパートよりマンションが入居者に好まれている理由の一つでもあります。
騒音の種類と対策
対策には後付でできるものもあります。
〇空気音
人の会話やテレビ、楽器の演奏等空気の振動で伝わるもの
対策/遮音カーテン・隙間テープ等・二重サッシ(大がかりなので、騒音がひどいようであれば、貸主に相談されると言いと思います。)
〇固体音
床を歩く音、洗濯機の振動音やドアの開閉音等振動で伝わる音
対策/防音マット・コルクマット・防音カーペット等
簡単にしかも安く出来る事は色々と試してみるのも良いかもしれません。
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