幕張本郷の不動産社長経験191)不動産売買の面白さ、難しさ(不動産購入時のタイミングと縁)
JR総武線快速停車駅中古物件の時
総武線快速停車駅の中古物件の時、売買価格と諸経費込みで6500万円位になる物件でした。数年前当社に物件探しに来ていたお客様が急にふらっと来店しました、今購入検討している物件が有るので自宅を売りたいが対応してくれますか?との事でした。資産内容を聞くと物件処分すれば購入可能ですが売れるまで検討物件が残っているか?との問題も有りましたが取敢えず至急資産売却の準備に取り掛かりました。
買い替え物件の為自宅売却準備
まず同じ総武線徒歩圏の自宅に訪問して建物を見させて頂き、設計図書をお借りして必要な配置図、各階平面図、立面図、等を会社に持ち帰りコピーして原本をお返ししながらその足で法務局に行って公図、測量図、土地、建物の謄本を取り、市役所にて都市計画図、道路幅員図、他を確認して会社に帰りすぐ販売図面の作成にかかる。販売図面のラフ図を作成して訪問しながら物件の隣地境界石の確認を行う。
委任3日目で販売図面作成
売却物件はJR総武線駅徒歩4分、南道路で大手ハウスメーカーの注文住宅で5LDK大型駐車スぺース有り、南庭広いので駐車スペースが3台~4台欲しい時は塀を解体造成すれば可能な土地の広さが有る物件でした。販売図面が完成したのですぐネット掲載して反響を待ちましたが5000万円弱の中古でしたのでなかなかお客様の喰いつきが良くありませんでした。当社はすぐレインズ他全てのネットに一斉に出しましたが案内が入り成約と云う運びには至りませんでした。
検討物件の売り止め
販売活動3週目に入ったら自宅売却委任者から連絡が入り、購入希望物件は売り辞めとなりましたので自宅の売却も止めて下さいとの事でした。
移転予定先が無くなったのであれば、仮に自宅が売れても引っ越し先が無くなるので当然の事として1時販売は中止する事に成りました。
今回のように自宅の売り買いが有る時は、「自宅が売れて、更にその時まで購入希望物件が残っている」事が条件になりますので、余程上手く自宅の売却がスムースにいかないと買え替え段取りも上手く運びません。
残念ながらあの時はお客様の要望にお応えできませんでした。
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