【コロナに感染した?】もしもの時に備えて
新型コロナウィルス感染症の感染拡大が鮮明になってきました。
14日に新たに確認された全国感染者数は1715人に上り、3日連続で過去最多を更新しています。
予てより秋~冬にかけて感染拡大が危惧されておりましたが、現実化してきております。
今後、12月、1月とさらに感染が広がる恐れがあります。
感染経路を見ると最近では家庭内感染が増加傾向にあり、各家庭が“もしもの時に”備えておく必要性を感じます。
新型コロナに感染した疑いがある場合、どうする?
せきや発熱、味覚・嗅覚の異常等、新型コロナに感染した疑いがある場合、どのように対処すべきでしょうか。
厚生労働省では以下のとおり相談目安、相談窓口を設けております。
【相談・受診の前に心掛けること】
○ 発熱等の風邪症状が見られるときは、学校や会社を休み外出を控える。
○ 発熱等の風邪症状が見られたら、毎日、体温を測定して記録しておく。
○ 基礎疾患(持病)をお持ちの方で症状に変化がある方、新型コロナウイルス感染症
以外の病気が心配な方は、まずは、かかりつけ医等に電話等で相談する。
【相談する上での身体的症状の目安】
●少なくとも以下のいずれかに該当する場合には、すぐに相談を!
(これらに該当しない場合の相談も可能)
1.息苦しさ、強いだるさ(倦怠感)、高熱等の強い症状のいずれかがある場合
2.☆重症化しやすい方(※)で、発熱や咳などの比較的軽い風邪の症状がある場合
(※)高齢者、糖尿病、心不全、呼吸器疾患(COPD 等)等の基礎疾患がある方や透析を受けている方、免疫抑制剤や抗がん剤等を用いている方
3. 上記以外の方で発熱や咳など比較的軽い風邪の症状が続く場合
(症状が4日以上続く場合は必ず相談する。症状には個人差がありますので、強い症状と思う場合にはすぐに相談。解熱剤などを飲み続けなければならない方も同様。)
【相談窓口(千葉市)】
新型コロナウイルス感染症帰国者・接触者相談センター
電話番号 043-238-9966
対応時間 午前9時00分~午後7時00分(土曜日、日曜日、祝日は午後5時まで)
その他地域の相談窓口はこちらでご確認ください
⇒ 新型コロナウイルスに関する帰国者・接触者相談センター
当センターが相談内容から同感染症の疑いがあると判断した場合、新型コロナに対応できる「指定医療機関」を紹介するなどしてもらい、診察や検査を受けることになる。
ご家族の中に新型コロナ感染が疑われる人がでた場合
厚生労働省は、ご家族の中に新型コロナに感染した恐れがある人がでた場合の注意点として8つのポイントを掲げております。
1.部屋を分ける。感染の恐れのある者を個室にし部屋からは極力出ないようにする。
2.感染の恐れのある者のお世話はできるだけ限定する。
3.マスクを装着する。
4.こまめに手を洗う。
5.定期的に換気する。
6.手で触れる共用部分をこまめに消毒する。
7.汚れたリネンや衣類を注意して洗濯する
(衣服、リネンを扱う場合は手袋とマスク装着)。
8.感染者の出したゴミは密閉して捨てる。
濃厚接触者と判断されたら?
濃厚接触者は新型コロナに感染している可能性があることから保健所に濃厚接触者と判断されると保健所の健康観察の対象となります。
健康観察の期間は感染者に最後に接触してからの14日間です。
つまり、濃厚接触者になると仕事は当然ながら、不要不急の外出を避け、隔離された場所(自宅等)で2週間過ごさなければなりません。
なお、濃厚接触者の定義は以下のとおりです。
「感染者が新型コロナに疑われる症状(※)を示した日の2日前から完治するまでの間に、感染者と距離が1m以内で、マスクなしの状態で15分以上会話した人」
※症状:発熱及び咳・呼吸困難、全身倦怠感、咽頭痛、鼻汁・鼻閉(鼻づまり)、頭痛、関節・筋肉痛、下痢、嘔気・嘔吐等
最悪を想定して準備しましょう。
濃厚接触者の感染率は5%程度だそうです。
ましてや、濃厚接触者の濃厚接触者となるとかなり低くなるようで、過度に恐れる必要はないのではと思います。
濃厚接触者は、感染者と距離が1m以内、マスクなしの状態で15分以上会話した人となるわけですが、少なくともマスクは装着し、常に他人と距離を1m以上確保することを意識していれば感染リスクを低く抑えることができるのではないかと考えます。
ただし、同居家族に感染者が出た場合は感染率が10~40%程と大きく上昇するそうです。
従って、家庭内で感染の疑いがある者が出た場合、厚生労働省の8つポイントをしっかりと守る必要があります。
各ご家庭によっては隔離するスペースがない、小さなお子さんを誰が面倒を見るのか、介護をされている方はどのような対処をするのか等々事情が変わると思います。
リスク管理の要諦は「最善を期待しつつ、最悪を想定する」ことだそうです。
あまり不安を煽るつもりはありませんが、もしもの時にパニックにならないように今のうちにご家族の方と感染防止策や隔離方法、家庭内のルールを話し合ってみては如何でしょうか。
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