【幕張本郷の不動産社長経験25】魔法瓶の家導入前の建売
魔法瓶の家導入前の建売2棟現場
JR津田沼徒歩10分、京成津田沼12分立地の2棟現場が都内(小岩)の懇意な不動産業者から情報入って来ました、千葉まで来て建売やる気になれないが物件は良いと思うのですぐ見てくれないかとFAX入りました。当社から現場まで車で20分位の処だったのですぐ現地確認して会社に帰り、建物のラフプランを作図してみて大丈夫と判断できたので4時間後の夕方には「買受申込書」を都内業者にFAXする。
商談はスムースに進む
都内の当社懇意不動産業者に持ち込まれた物件でしたし、当社の返事もその日の夕方にはFAXしていたので話はスムースに進み当社で仕入れる事ができました。手付金支払い後2区画の建売間取り図プランを再検討してまず1棟分は建築確認を出す段取りに入る。
建築会社時代の先輩から連絡有り
最初に就職した鉄骨加工専門メーカーの総務部勤務だった先輩から連絡有り、息子が住宅探しているので情報が欲しいとの事だったので3~4件物件資料を自宅に送ったところ、当社の仕入れた2区画に興味を持ち現地で待ち合わせすることになる。当日は両親と息子、息子のフィアンセで現場に来ており、一通り説明後質問にもお答えしてら前向きに検討したいとの事でしたのでその日は現地で解散しました。
前向きに進めたいがどうしたらよいですか?
先輩から息子が前向きに進めたいがどうしたらよいか?と言って来ているので後は息子と打ち合わせして欲しいとの事でした。早速息子さんに連絡を取り来社して頂きフィアンセも含めて希望間取りをお聞きして間取り図作成し、まず「金融機関に土地、建物、諸経費合計金額を出して出せる頭金を引き残った金額を住宅ローンとして事前審査書類を提出」する事にする。通常だと2~3日で可否の結果が分かり金融機関より連絡有ります、今回は問題なく承認が下りました。
土地売買契約、建物請負契約へと進む
金融機関より住宅ローン事前審査承認が下りると99,9%本申し込みで否決されることは有りません、「0,01%は住宅ローン決済前にカードでお金を借りてしまい返せなくなっている状況、又は決済前に会社を退社してしまった時等通常では考えにくいケースの時です」。息子さんは大手ゼネコンの現場監督をして人でしたので建築の事は木造でも大体すぐ理解できたので、作成間取り図も2回ほど手直しして了解を頂き建築確認申請を提出しました。その後で土地売買契約書、建物請負契約書を結び金融機関には融資本申し込書類を提出➡金融機関より本申込書承認書類届く。
工事着工から引き渡しまで
住宅ローンの本審査も承認出たので工事着工となります、順序は①地盤調査➡②この現場は地盤が弱かったので地盤の補強工事をやりました➡③やり方、根切工事➡④ぐり(ジャリ)敷後転圧、捨てコン打ち➡⑤墨出し、鉄筋組み立て➡⑥基礎型枠組、基礎ベース部分コンクリト打設➡⑦墨出し基礎立ち上がり型枠組、基礎立ち上がり部分打設、水平モルタル調整➡⑧基礎型枠解体➡⑨土台敷き(魔法瓶の家の時は1階床迄張る)➡⑩上棟(建方)、レッカー使用で1日で骨組みは完了➡⑪屋根の垂木工事、野地板張➡⑫ルーフィング張(防水紙)カラーベスト張工事(屋根工事は3~4日で完了)➡⑫屋根工事と並行して大工さんはサッシ取付個所の窓枠造り工事➡⑬サッシ取付➡⑭建物外周透湿紙張り、通気胴縁取付➡⑮外壁張り、目地コーキング➡ペンキ工事=⑮建物内部は大工さんが1階、2階床張り(養生ボード,紙)➡(電気配線工事入る、UB組み立て)➡天井下地造作➡天井、壁、ボード張り➡建具取付➡設備工事(キッチン、トイレ、洗面化粧台取付)➡全クロス工事、下地処理後クロス張り(壁、天井、クローゼット)➡⑯完了検査(検査済証発行)➡⑰外構工事➡⑱引き渡しの順で進みます。
上記の工事が予定通り進み無事引き渡しとなる。
上棟式
今回は注文住宅(売り建て方式)でしたので、建て方に参加してくれた職人にご祝儀を渡したいとの申し入れ有り、建て方終了後ご主人側両親とフィアンセ側のご両親も出席して「施主本人挨拶の後、私が工事が無事故で終わる事と列席の皆様の健康、ご多幸をお祈りし乾杯、その後鳶頭の音頭で3、3、7拍子の3本締めで上棟のお祝い終了」、施主用意したご祝儀と一緒に当社で用意した「赤飯折、300mmのお酒」をセットで職人全員に渡します。当社では施主、施主の両親にも又周囲の家にも「赤飯、300mmお酒」を必ず配り、工事中はご迷惑をかけますが宜しくお願いしますと施主と一緒に廻ります、そうすると余程の事が無い限り怒鳴り込まれたり、苦情の電話も入りません。
現在の様子
息子さんは建物完成前に結婚、現在は2人のお子様に恵まれて子育て奮闘中です。紹介者のご主人様の父親は残念ながら孫2人の顔は見れたのですが成長を最後まで見ることなく8年位前に他界しております、1人になった奥様は当社のカレンダーを送ると毎年必ずお礼のはがきが届きます。
関連した記事を読む
- 2024/10/05
- 2024/09/28
- 2024/09/21
- 2024/09/15