【幕張本郷の不動産社長経験41】相続物件の開発行為現場①
開発行為6区画現場仕入れ
当社に買い取って欲しいと幕張の物件が持ち込まれたのは13年位前の事でした、相続後開発業者が購入して造成工事中でした。物件が少ない処でしたのですぐOK出して手付金5%で契約しました、造成工事終わり道路の完了検査が予定より遅れましたが、「道路の完了検査済証」下りてから当社で決済しました。
6区画建築条件付き分譲
6区画の内、敷地延長の区画が1区画出来てしまいましたのでここはモデルルームを兼ねた建売にすることにしました。屋根裏部屋のロフトも作り丸窓を設けてアクセントをつけた建物に決定して建築確認を取り工事着工の運びになりました。基礎工事も終わりいよいよ建て方の日が来ました、朝8時よりレッカーや材料を積んだトラックが現場に待機して職人の車も他の区画に駐車して、いよいよ建て方が始まりました現場北側隣地の地主さんのケヤキの枝が当方に伸びていたのですが大丈夫と思っていたら玄関の庇の足場に当たり枝を切らないと組み立て出来ない事になったので、隣地に事情を話したら邪魔になる処は全部切っても良いとの返事でしたのでチェンソーで当たる処は切らして頂きました。
隣地の地主から来て欲しいの連絡
建て方が始まった後少し様子を見てから順調に進んでいるので会社に帰っていた時に、夕方少し前に隣地地主から現地に来て欲しいと連絡有りました。何か職人とトラブルか?材料か何か隣地に落ちて迷惑かけたのか?と思いすぐ現地に行ったら、まあ上がってよと言われてテーブルに座りました。おじいさんが「良い家だね、うちで買う事にするよ」と開口1番に言われあっけに取られていると、「朝からずっと見ていたが骨組みも良いし、あの厚い軽そうな板は何だね?」と聞かれたので新しい工法の断熱材です、家全体をすっぽり包むので断熱効果は抜群なんです「魔法瓶にお湯を入れるとなかなか冷めませんよね、又冷たい水を入れるとなかなか暖かくなりませんよね、その原理を今日建てている家が応用した建物です」と説明すると、ふ~ん初めて見る建物だが隣に変な人が入ってくると煩わしい事も有るし、又長男の孫(男)が2人いるのでどちらが住んでも良いと思っているので買うから他には声掛けしないでくれないかとの事でした。苦情が有るのではと思って現場に行ったのでほっとしました。
現金、住宅ローン?
80才は過ぎていると思われるおじさんに買うと言われたので、現金ですか?と聞くと「現金でも良いが息子にローン組ませるから心配するな」というので息子さんとは話してませんよね?と聞くと「そうだよ、今日の今日決めたのだし息子は会社だから話す時間が無かった」との事でしたが、「分かりました、息子さんと会う迄は1番手で押さえておきますので安心ください」と伝えると「お金は何時幾ら払えば良いのかな?」に対して「お金はまだ要りません。息子と話してからで構いません」そしたら「息子がなんと言おうが買うから」というので「分かりました息子さんに明日でも電話くれるように伝えて下さいと名刺に携帯番号も書いて渡して」帰りました。
息子から翌日電話有り
今度の日曜日話を聞きたいが自宅に来てくれないか?と連絡有りましたので時間を決めて自宅にお伺いしました。物件を購入することには息子さんも異存はなかったのですが、お金を親が幾ら出すか、幾ら住宅ローンを組むかの話でした。いくつかのシミレーションを出して親子で話合って下さいと言う事にして、又後日会う事にして一旦帰る。
翌週会社に来社頂く
息子さんだけ来社して契約の段取りを打合せする、契約は翌週の日曜日当社でと決まり手付金は5%以内ですので200万円弱と住宅ローンに必要な書類と実印持参して頂き出来るだけ買主様に余分な手間暇をかけないように段取りする。
契約から決済までの流れ
契約日は午前10時から重要事項説明書と契約書を読み合わせしてその後買主、売主署名押印して終わり、➡住宅ローンの本申し込み書類に署名押印して頂き➡源泉徴収票、免許証、健康保険の表裏コピー、住民票、のチェック預かり➡金融機関へ申し込み➡金融機関より融資承認出る➡建物完成後検査済証取得➡買主名義で表示登記提出➡金融機関にて金消契約➡土地建物決済と同時に住宅の鍵の引き渡しで終了する。特に問題も発生せずに無事土地建物の引き渡しまで終了する。
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