【幕張本郷の不動産社長経験45】相続物件の開発行為現場⑤
フリープラン売り建て現場
実家が当該現場の近くで親の家業を継ぐ決心が出来てから物件を見て歩いておりましたが、幕張地区は4m以上の道路付け物件は幹線道路を除くと2~3割位しかないない処です、【現在JR幕張駅の北側は区画整理事業が進められておりますが区画整理地内だけは5~18m位の道路付けの物件になります、区画整理事業が完成迄は後15年位はかかりそうです(千葉市の区画整理事業所は令和8年完成予定と言っていますが)】当社開発現場は道路付けが全て5mですのでお客様は実家ともそれ程離れていない当現場に決める事になりました、当時は県外に住んでいたのでお子様の学校の問題も有り学校の年度替わりに引っ越し予定で計画を立てました。
決済後の転職で住宅ローンは問題なし
お客様は金融機関にお勤めで住宅ローンは問題ありませんでした、会社を退職して家業を継ぐ事も住宅ローンが実行されてから進めれば良い事は、日常業務でやっていることなので間違いが起こる心配の気を使う事は有りませんでした。事前審査の土地建物承認も下り、土地の契約、建物請負契約も終わり、土地建物の本申し込み提出、本申し込み承認も問題無く下りました。
建物の確認図面再確認➡提出
住宅ローン本申し込み前にほぼ間取りは決めておりましたが、建築確認申請書を提出した後に変更が出た時は直しに手間暇がかかるだけでなく、場合によっては追加金発生しかねないのでお客様にも当社にも不利益となるので間取りの最終確認しました。少しは変更も有ったと思いますが再確認後に建築確認の提出➡確認番号下りて来る➡工事の段取りに入る
外壁張り終わってから変更要望
基礎工事から始まり上棟して内部工事も進み、外壁工事が終った頃、お客様から2階の北側窓1か所を無くしたい言って来る。窓1か所位直すのは簡単と考えがちですが、外壁工事完了後に直すとなると窓の部分以外に窓の上下迄外壁を取り外してやり直しになり、外壁代はもとより職人の工賃代、作業工程の遅れ等考えると手間暇が大変です。今回の場合はサッシ窓はそのままにして内側から鍵をかけ締め切りにして、部屋の内側からボードで塞ぎ開口部を無くする事にする。実際の生活には全然問題もないし、北側ですので外観もそんなに気にならないとの事だったので余分に追加費用をかけて迄やる工事ではないと買主も判断した結果です。その他は変更なかったので工事は順調に進み予定通り完了検査済証迄取り、引き渡しをすることが出来ました。
注文住宅でも完成後は2~3か所は不満が残る
注文住宅ですので施主様の希望、要望は出来るだけ全て建物に反映しようとしますが、予算金額も有りますのでグレードの面でも打ち合わせ当初からの標準仕様以外は差額になります。住宅設備のUB、システムキッチン、洗面化粧台、トイレでもメーカーにより価格差が有ります、又外国製だったりすると2~3倍の価格になる物も有ります。
綿密に何回も打ち合わせをして納得して打ち合わせ用紙に記名押印していても、気が変わったり、もっと良いものをと欲が出てきたりして日々人間の考えは変わっていきますので、打ち合わせした時と完成した時では多少のずれは誰でもあります。
どうしても気に入らない時でも、6~12か月使ってみると直して欲しいと思っていた処もそのままでも生活に支障がなかったり、思い違いだったりしていた事も出て来ます。
1年以上生活してみて「どうしても不便だ」「生活に支障ある」と思われる時は「夫婦で再度話し合ってから直す事にするか別の方法はないかと検討する事」をお勧めします、当然当社の建売分譲、注文住宅の時は当社が相談に乗って対処しています。他社分譲物件の時も相談には乗って対処もいています。
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