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2019年09月12日
ブログ

【賃貸編3】少額訴訟

少額訴訟とは・・・・1回の期日で審理を終え、判決する事を原則とする特別な訴訟です。60万円以下の金銭の支払いを求める場合に限り利用できます。

いきなり、担当に

 退去時の原状回復で訴訟を起こされ、いきなり担当になりました。借主に請求した現状回復費用に不満の申し立てでした。都内の不動産会社で働いていた時の事です。社長から分厚い封筒を渡され「あんた、やってちょうだい!。」「えっ!、裁判の経験も知識もないのに・・・・・」と心の中で思いつつ、口に出たのは「解りました。」という返事でした。若かったのですね、「できません。」って言えなかったのです(苦笑)。負けず嫌いでしたので何とかなると思ったのです。送られてきた資料に目を通し、必要な資料を揃え、解らない事は担当の補佐官に電話で聞きました。初めての経験だというと、とても親切に教えて頂きました。

代理人

当然、管理会社ですので代理人として自分が行くのかと思いきや、当事者か又は裁判所が認めた代理人(家族、親族で代理人申請をし裁判所で許可を得た者)と言う事で、委任状やらなにやらで面倒なので、オーナー(女性)はご高齢にもかかわらず「あなたが行ってくれるのなら行くわ。」と言う事になり、二人で行きました。

裁判所  初めて中に入りました。

入口が二つ、傍聴席があって、その向こうに大きなテーブルがあり真ん中に裁判長、両側に補佐をする裁判官二人。書記の人もいました。テーブルには当事者の人たちしか付けません。私は傍聴席の一番前に座って見守るしかないのです。十分に打合せをしたのに、何か聞かれるたびにオーナーが不安げに振り返って私を見ます。悪い事はしていないのに、何だかお気の毒な気がしました。

結局は和解

こちら側としては、入居前の写真と退去時の写真を持参しました。明らかに違いが判ります。頑張れば言い分はとおりました。が、借主がしつこく粘り、オーナーが根負け「もう、いいわ。私が払うから。」という事で折半になりました。オーナーにとっても初めての経験で緊張されたのだと思います。泣き出しそうな顔をされていたのを覚えています。

借主の言い分だと、「全然きれいじゃないか。気をつけて使っていたのに・・・。」と言う事でしたが、きれいさの基準はどこから来るのでしょうか?。私達は一般常識の範囲と言う事でとらえます。個人個人の基準はそれぞれ違っていますから。

初めてではありましたが、いい経験をしました。

無事に事なきを得たのが良かったのか悪かったのか、そのあと、結構難しい仕事が回ってくるようになりました(^^)。

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