【体験記】睡眠時無呼吸症候群(SAS)検査①
先日、「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」についてブログ記事を書きましたが、今後、SASである自身の検査や治療について時系列で書いてみたいと思います。
極めて個人的な話となりますが、これらがSASの疑いのある方の検査するきっかけになればと思います。
SASとその診断について
SASは睡眠中に何度も呼吸が止まったり、浅くなったりして体の低酸素状態が発生する病気ですが、このSASは何をもって診断するのでしょうか。
前回ブログ記事のとおり、SASは睡眠時の無呼吸低呼吸指数(AHI)で診断します。
AHIは1時間の間に“呼吸が止まっている若しくは低呼吸となっている回数”のことで、AHI5以上であればSAS患者と診断されます。
そしてAHI20以上となれば「重症」と見なされます。
検査を受けるにあたって
検査を受ける意思がある方は、まず、近隣の内科(循環器系、呼吸器科等)のクリニックで受診しましょう。
そして、睡眠時無呼吸症候群の疑いがあれば、それらの症状を説明すれば、「検査しましょう」となるはずです。
私の場合、医師より以下の説明がありました。
●検査には、①自宅で行う簡易検査、②入院して行う精密検査の2種類ある。
●精密検査の方が詳細のデータがあつまるので正確な診断ができるが、1泊2日の入院となり、費用が3万程掛かる(簡易検査は3,000円~5,000円)。
●検査の結果、要治療となった場合、代表的な治療方法にCPAP療法というものがある。
●このCPAP療法は、保険適用とするための基準があり、
①簡易検査ではAHI40以上、
②精密検査ではAHI20以上とならなければ保険適用とならない。
【ちなみに】CPAP療法とは
CPAP療法とは、機械で空気を鼻から気道(空気の通り道)に送り込み、その空気圧で気道を広げて睡眠中の無呼吸を防止する治療法です。
現在では中等~重症のSASの標準的治療法として広く用いられているようで、最近、芸能界でもこのCPAPを使っている方の話を聞くことがあり、認知度が上がってきているようです。
このCPAP機器は基本的にレンタルです。
保険適用となった場合、月5,000円程の費用がかかります。
つまり、検査結果により保険適用とならなければ毎月15,000円の費用がかかるということでしょうか。
SASの簡易検査
医師から呈示された簡易検査と精密検査。
入院の煩わしさから結局、簡易検査を選択しました。
簡易検査は手の指や鼻の下にセンサーをつけ、いびきや呼吸の状態、酸素飽和度(SpO2)からSASを診断します。
検査手順としては、
① (自宅で行う)検査予定日を決めます。
② 検査予定日の2日程前に検査キットが自宅に郵送されます。
③ 検査機器を装着して、一晩、検査を行います。
④ (検査データの入った)検査機器を返却します。
⑤ 検査結果を(メーカーで)解析、結果は次の診察時に確認します。
検査の個人的な印象
検査機器は手首に装着して指にはパルスオキシメーター、鼻にはチューブ状のセンサーを装着して行いました。
検査機器を装着するので、夜中に起きてトイレに行くこともできます。
あまり大きな機器ではないので、睡眠を妨害するまでの圧迫感はありませんでした。
ただ、鼻に装着するチューブには(個人的に)違和感を覚えましたし、人によっては睡眠を妨げるものになるかもしれません。
なお、検査結果は検査後1~2週間ほどで出るようです。
驚愕の検査結果は次回へ・・・
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