【幕張本郷の不動産社長経験67】不動産売買の面白さ(冷や汗）

20年位前に夫婦と子供の3人が事務所に来社しました、詳しく話を聞くと子供には狭くても1部屋（3~4.5帖でもOK)与えたい希望と両親にも1階に一部屋欲しい、リビングも必要なので5LDK駐車場付き希望でした。

限られた予算の中で探すとなかなか物件が有りませんでした、JR線は最初から無理でしたので新京成線で探していましたが5LDK駐車場付きは予算内ではボロボロでとても住めない家は有りましたが、十分住めそうな家は見つかりませんでした。

安い土地か、土地値に近い中古を探して解体して予算に合わせて希望の間取りで建てるしかないと提案して了解を頂きました。土地値のボロボロの中古が建っている処が有りましたので場所を見て頂き場所は良いとなりましたので、解体費分の価格交渉を条件に「買受申込書」を住宅ローン条件付きで売主に提示しました。少し難航しましたが結果は売り主のOKが出ましたので前に進むことになりました。

土地の図形に合わせて1日で間取り図を作成してその日の夜プラン図を持参、希望や直し箇所を確認して帰りました。翌日直した図面を持参再度確認して頂き了解を頂き住宅ローン申込書に署名押印頂きました。翌日には金融機関に資料を提出して急いで審査を依頼しました。

住宅ローンも無事通リ、いよいよ金消契約を金融機関の応接室でやる事になりました。金融機関の担当者が大型特殊の運転手さんは車体が長いから神経使うでしょう➡慣れてるから大丈夫です。事故も有るでしょう➡俺は無いが会社全体では有る。この前新聞で見たらタンクローリーが転倒した事故の時運転手が酒気帯びだったみたいですが〇〇さんはそんなことないですよね➡俺も偶に飲んで運転するけど事故ったことは無いよ➡（隣で聞いていて〇〇さんの膝を自分の膝でツッツキ、1回位でしょうをホローするも）➡「いや何回か有るよ」➡というを聞いて「担当者も苦笑いして今の話しは聞かなかったことにしますので今後飲んでの運転は辞めて下さいね」で金消契約終わり冷や汗ものでした。

1階は6帖の和室とリビング８～９帖にシステムキッチン、UB,トイレ、洗面化粧台の水回り設備、2階は6帖、4帖の続き部屋（戸襖で仕切り出来る入り口は2か所）4.5帖とトイレの新築が完成しました。それぞれの部屋は狭かったのですが両親、夫婦、子供も大喜びで1階2階と駆け回っていました。こんなに全員に喜んで貰えたのは久し振りだったのでこちらも嬉しくなったことを思い出しています。