今年は長かった!?
毎年、今頃の時期は1年の経過する速さに驚くものですが、
今年は早く過ぎたという感じはありません。
異常な状態が続いた年だったため、感じる時間の速さも例年と異なるようです。
ジャネーの法則
年齢を重ねると時間の経過が早く感じるのは誰もが経験することです。
これを心理学的に説明したのがフランスの哲学者、作家のポール・ジャネです。
体感的な時間の経過を年少者はより長く、年長者はより短く評価する現象で、“ジャネーの法則”と呼ばれます。
50歳の人の1年は1/50となりますが、5歳の子供からすると1/5となるわけで相対的な長さに対する感じ方が年齢と共に異なり、体感時間は年齢に反比例するという法則です。
この“ジャネーの法則”を打ち砕くのが今年の異常事態ということです。
あまりにも色々なことがあり、今年1年、結構長く感じています。
日本中が付和雷同した1年?
私も含め日本中が右往左往した1年だったと感じます。
このブログ記事「お年玉付き年賀はがき 2等当選!!」を書いていた頃はまだノー天気でした。まさか、オリンピックが延期になるとは思いませんでした。
2月初旬頃になるとクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」の感染状況が徐々に明らかになり、欧米マスコミは日本の危機管理対応を扱き下ろしました(その後の欧米諸国の悲惨な感染拡大はあえて触れません)。
当時のマスコミ、識者は非常に楽観的な報道姿勢だったと思います(ブログ記事「ストックデールパラドクス」)。
3月初旬頃にはマスコミ等も含めプチパニックとなって街からトイレットペーパーが消え(ブログ記事「トイレットペーパー買い占め騒動」)、3月下旬に東京オリンピックの延期が決定。
この頃には、日本全体がパニックとなり、4月初旬には国民の声が後押しとなって緊急事態宣言が出されました。
5月に緊急事態宣言が解除され(ブログ記事「withコロナの世界を考える」)、国民全体には“コロナ疲れ”が広がり、夏場は徐々に経済活動が戻りましたが、8月下旬に安倍首相の退陣、新政権発足。
そして、秋口から多くの方の予想どおりコロナ感染症が拡大し、現在進行形でコロナとの闘いが続いています。
早期の終息は難しい
1年を振り返ってあらためて考えてみますと、これから数ヶ月で終息することは不可能であることは理解できます。
イギリスやアメリカでワクチン接種を始めておりますが、このワクチンだけで解決できるとは考えにくいです。
今現在の感染拡大の勢いとこれから厳しくなる寒さと湿度(乾燥)等の気象条件を考えますと、地域によっては先々医療崩壊を起こすと想定するべきかもしれません(非常に乱暴な意見で申し訳ございません)。
平時においては助かる病や怪我でも助からないという恐るべき状態にならないことを切に願います。
来年の今頃は時間の流れが速く感じる平時に戻って欲しいと期待しつつも、いつも以上に病気や怪我も含めリスク管理を徹底するよう心掛けたいと思います。
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